題 目
外郎売
作 者

不明

筋 書

源頼朝に信頼された工藤左衛門祐経は、は、着々と御狩の準備も終わり、大磯の廓で骨休みをする。 取巻きがご機嫌をとっていると外郎売の声がした。 外郎売に祐経は、興味を示して召し出す。外郎売は小田原名物の妙薬を紹介し、試しに飲むと薬が効き早口言葉が飛び出してくる・・・。取巻きのひとりは、自分も薬を飲めば女を口説くのに言葉がすんなりと出るであろうと、一粒のんでみるが効かない。そのうちに外郎売が、十八年前に父を工藤に討たれ河津三郎祐安の忘れ形見だと気付く。 曽我五郎時致と名乗り上げて五郎が切りかかろうとするとが、機会を狙って時期を見合わせ、兄と力を合わせて討つべきだと説得し狩場の地図が入った包みを与える。富士の御狩での再会を約束して五郎は、周囲の温かい視線に包まれてこの場を去っていくのであった。

見 処
外郎とは中国から渡来し名薬を売った人の名前で婦人の血の道の妙薬といわれているが、喉に効き口の中がさっぱりとして話がなめらかにできるものとしています。外郎売の長い台詞が売りです。

 

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