題 目
鏡獅子
作 者

福地桜痴、團十郎

筋 書

江戸城内の鏡開き行事で 小姓弥生が、老女と局に連れ出されてくる。 最初は恥ずかしがって襖に逃げるが諦めて美しく舞う。川崎音頭、女扇の踊り、女中の花見、早乙女の田植えなど軽快に踊る。舞に没頭していく弥生は神前祭壇の獅子頭を取って舞いはじめると、獅子頭は勝手に動き出してしまい、 弥生が袖で押さえても止まらない。文殊菩薩の霊夢により獅子の精が乗り移った獅子頭は飛んできた蝶を追い、弥生の体が別々に動いてしまう。その後、強引に弥生を引きずったまま消え去ってしまう。 そのあとに胡蝶の精があらわれて、牡丹の花と戯れるように舞う。 そして太鼓と鼓の音にあわせ張りつめた中に、獅子の精が勇壮に登場する。獅子も弥生と同じに一度襖に隠れ再度出てくる。獅子の精は、胡蝶の精に誘われ髪を髪洗いに毛を振り、やがて獅子の座に座る。

見 処
弥生の獅子頭が勝手に動くさま、獅子の豪快な毛振りは見もの。

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送