題 目
藤娘
作 者

不明

筋 書

 松ノ大木に藤の花があふれんばかりに絡み付いて咲いている。藤の枝をかついで黒の塗り笠をかぶった娘がやってくる。名所近江八景の風景を語り、踊って娘の恋を語る。大津絵に藤かつぎ娘という画題がありその絵から抜け出てきた娘なのである。踊りに夢中になるうちに夕暮れとなって娘も姿を消す。

見 処

藤娘の枝をかついだ様がなんとも初々しくてかわいらしい。

 

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