題 目
連獅子
作 者

河竹黙阿弥

筋 書

白い手獅子を持った狂言師右近と 赤い手獅子を持った左近が出てくる。天竺清涼山のありさまを描き千丈の絶壁から子獅子を突き落とす親獅子の試練を語る。ところが子獅子は疲れてくなってしまい、心配になった親獅子は谷底の川面を覗き込む。そしてまた駆け上ってくる子獅子が花道にはいったあと、清涼山へ修行にやってきた法華宗の僧と浄土宗の僧が道連れとなってやってくる。相手に負けじと張りあいながらやってくるのだが山嵐になって恐ろしい音に逃げていく。僧が逃げたあと、白頭の親獅子と赤頭の子獅子がでてくる。牡丹の花に戯れ頭をぐるぐる振り回して狂い踊る。

見 処

毛振りが親獅子と子獅子が揃っているのと、長い時間振り続けるのが圧巻。とりあえずあの毛振りを楽しみましょう。宗派の違う僧がはりあってるのも面白い。

 

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