題 目
伊達娘恋緋鹿子  (櫓のお七)
作 者

河竹黙阿弥

筋 書

本郷駒込の吉祥院の寺小姓吉三郎は主人左門之助とともに紛失した家宝天国の名剣を探している。100日以内に探すという命であったが、それも今宵限り。明け6つの鐘を合図に切腹しなければならない。一方本郷の大火で吉祥院に避難した檀家の八百屋久兵衛は店を失い再建のために釜屋武兵衛に借金をした。武兵衛は借金返済の代わりに娘のお七を望むが、本人は吉三郎といい交わしていた。恋人吉三郎の切腹を救おうとしていたお七は下女お杉、下男弥作の知らせて武兵衛が天国の剣を持っていることを知る。しかし暮れ6つの鐘を合図に街の木戸が閉められてしまい吉三郎に知らせることが出来ない。街の木戸には火の見櫓があり火事の際にはその太鼓を打つと木戸が開かれるがむやみにうつと火あぶりになる。これを知ったお七は雪の降る中で櫓にのぼり太鼓を打つ。武兵衛から天国の剣を奪ったお杉が駆けつけ、お七は木戸の開いた雪の街を吉三郎のもとに走る。

見 処

木戸を開けるために櫓に登るのは三人吉三のお嬢吉三として黙阿弥は別のストーリーで描いている。やはり櫓に登って太鼓を打つのは最高に見ものでしょう。

 

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